A - プロジェクトイニシエーション
B - 月間イニシエーション
C - 週刊管理
D - 毎日の管理
E - 月の締め切り
F - プロジェクト終了
G - プロジェクト後の管理
A02 - プロジェクトマネージャーの指定
この管理アクティビティはプロジェクトイニシエーション に属します。このアクティビティグループはプロジェクト準備の始めに実行されます。
今回、スポンサーは潜在的なプロジェクトマネージャーとプロジェクトについて話し合って合意に達します。プロジェクトの目的とターゲットを信じるプロジェクトマネージャーがいることが重要です。
内部プロジェクト(外部顧客がないもの)の場合、プロジェクトマネージャーは、技術側ではなく、組織の事業/管理側の人にすべきです。技術側のマネージャーは、P3.expressではチームリーダーです。
プロジェクトの目標を実現し、ターゲットを達成するほかにも、プロジェクトマネージャーはプロジェクトチームの健康と安全性、そしてチームメンバーがキャリアで昇進できる快適な仕事環境を作り出す責任があります。
目的
小さなチームは分散されたプロジェクト管理システムを持つことが可能ではありますが、大抵のプロジェクトでは、集中連携を持つ方が実用的・生産的で、プロジェクトマネージャーは、この集中連携システムの責任者です。このように、技術エキスパートは管理責任で悩むことがなく、プロジェクトの技術面に注力し続けることができます。
共通の落とし穴
このエリアで最も共通する問題を避けるためには以下のことをご検討ください。
- プロジェクトマネージャーはチームメンバーの責任者ではなく、サポーター、ファシリテーター、コーディネーター、問題解決者として考慮すべきです。
- プロジェクトマネージャーとスポンサーは、マイクロマネージャーにしないでください。
- 一般的には、大抵のシニア技術エキスパートをプロジェクトマネージャーとして指定しますが、良い考えではありません。プロジェクトマネージャーは、技術職ではなく管理職です。そのため、この役割を満たすためには、管理能力と知識を持つ人が必要です。プロジェクトマネージャーになることは、技術エキスパートの昇進ではなく、むしろキャリア変更です。
- 気を散らす、そして技術面を管理する技術エキスパートがすでに存在するので、プロジェクトマネージャーはプロジェクトの技術面に従事すべきではありません。
原則
以下の原則は、この管理アクティビティで重要な役割を果たします。