A - プロジェクトイニシエーション
B - 月間イニシエーション
C - 週刊管理
D - 毎日の管理
E - 月の締め切り
F - プロジェクト終了
G - プロジェクト後の管理
A08 - 継続か中止かの決定
この管理アクティビティはプロジェクトイニシエーション に属します。このアクティビティグループはプロジェクト準備の始めに実行されます。
この時点で、プロジェクトマネージャーはプロジェクト文書をスポンサーに送り、スポンサーは継続か中止かの決定をします。この決定をするためには、スポンサーは組織の他の意思決定者と、ポートフォリオ管理レイヤーなど、プロジェクトについて話し合う必要がある場合があります。ですが、それを実行する方法を決定するのは、プロジェクトマネージャーではなく、スポンサー次第です。
外部顧客がいて、提案のリクエストに対応しており、加えて内部で継続か中止かの決定をしているなら、顧客にも提案を送り、サプライヤーを選択してもらうことを待ち、あなたに最終的な継続か中止かの決定を与えるべきです。この管理アクティビティは、契約に署名された時点、または別の法的拘束力がある要素が適切にある時点で完了です。
外部サプライヤーを得て、その一部の人たちが A05で選択した場合には、この時点では契約書に署名をしたいかも知れません。 追加の外部サプライヤーを選択して、後から臨機応変に契約書に署名する場合があります。
目的
外部顧客がいるプロジェクトでは、いつでも明確に継続か中止かの決定がありますが、内部プロジェクトは時にこの手順が欠けて、明確な決定をせずにただ存在することがあります。プロジェクトには、これに明確なゲートを作り、進める前に適切な署名と確約があることは重要なことです。
一方で、企業によっては、リソースがある限り、どんなプロジェクトにもただ投資する所があります。この管理アクティビティは、アクティビティの連鎖の終わりで、プロジェクトの根拠に基づいた知的な決定に変えることを目指しています。
共通の落とし穴
プロジェクトに取り組むどの組織も、組織の戦略とバランスが取れて、一致する総体的な方法でプロジェクトを査定、選択するポートフォリオ管理システムを保有する必要があります。プロジェクト管理システムに帰する多くの問題は、ポートフォリオ管理に原因(例えば、同時にプロジェクト数が多すぎる)があります。
誰もが進めない決定は失敗ではないということを理解するようにしてください。組織にとって有益でないことを理解する成功的なシステムを持つサインで、これはプロジェクト イニシエーションアクティビティグループの要となるチームメンバーの努力が無くては可能ではありません。
原則
以下の原則は、この管理アクティビティで重要な役割を果たします。